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肥料
2022.04.07

もみ殻シリカ灰を活用した肥料の完成

当社は富山県射水市、いみず野農業協同組合、富山県立大学と連携し、「もみ殻シリカ灰」と「鶏ふん堆肥」等の未利用資源を活用した土づくり資材を開発しました。2022年4月から、射水市内でこの肥料を用いた実証栽培が始まります。
※当面一般販売の予定はありません。

米作りの盛んな富山県射水市では、米作りに伴って発生する「もみ殻」が毎年 3,000 トン排出されており、一部では廃棄物として有償処理されていました。そこで、2010年より富山県射水市、いみず野農業協同組合、富山県立大学、地元企業が連携し、「もみ殻」の有効利用に関するプロジェクトがスタートしました。

その結果、いみず野農業協同組合の籾殻循環施設において、特殊な焼成方法によりシリカ成分が植物に吸収されやすい灰(「もみ殻シリカ灰」)を安定的に作りだす事ができるようになりました。シリカ成分は、稲などの葉や茎を丈夫にして、病気や害虫の侵入を抑え、収量・品質向上につながります。
この「もみ殻シリカ灰」を活用した当社肥料の流通により、「米作りから発生したもみ殻を再び米作りに活用する」という資源循環に貢献することができます。

今後も様々な未利用資源を活用するなど、資源循環型農業の実現に向けた取り組みを推進していきます。

もみ殻循環プロジェクト概要