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お知らせ
2023.11.16

「菌体りん酸肥料」の活用取組みを開始します

当社は、公益社団法人石巻市水産加工排水処理公社(以下、石巻公社)の国内初登録となる「菌体りん酸肥料」を肥料原料として活用する取り組みを開始します。

農林水産省は、国内肥料資源の更なる利用拡大にむけて、2023年10月より肥料法に基づく新たな公定規格「菌体りん酸肥料」を制定し、石巻公社が全国に先駆けて「菌体りん酸肥料1号・2号」として肥料登録を取得しました。

石巻公社の設立初期から、当社はパートナーとして未利用資源の活用にむけた取り組みを進めてきた歴史があります。しかし、2011年に東日本大震災が発生。石巻公社の工場設備は津波による壊滅的な被害を受け、当社への原料供給は中断を余儀なくされてしまいました。

石巻公社が設備等の再建をすすめる一方で、当社は類似原料を活用した肥料銘柄の製造を維持し、協力関係を続けてきました。石巻公社の製品を、再び肥料原料として活用できることは当社にとっての念願でもありました。

震災から12年の時を経て、このたび「菌体りん酸肥料」が登録されたことは最大の喜びであり、今後も当社は石巻公社とともに良質な肥料をお届けすることに邁進してまいります。

<石巻公社の工場設備>

<左:石巻公社 須能理事長 右:朝日アグリア 中村社長>