農業用肥料PRODUCTS



あ行

アルカリ分アルカリブン
肥料中に含まれる可溶性石灰の量、または可溶性石灰と可溶性苦土の酸化カルシウムに換算された量の合計量のこと。
塩基置換容量(CEC)エンキチカンヨウリョウ
土壌が陽イオン(塩基)を保持できる最大量を示す値のこと。保肥力の指標であり、陽イオン交換容量ともいいます。
塩基置換容量が大きい程、保肥力が高いといえます。土壌中に有機物や腐植が多いと、塩基置換容量は大きくなります。


か行

キレートキレート
一般に多座配位子が同一金属に配位し、環状構造を有する化合物のこと。
キレートの形になると、沈殿が防止され金属の溶解性が高まります。
液肥などで利用される他、土壌中では腐植酸によるキレート効果で成分を吸収しやすくなるとともに、肥料効果が高まるといわれています。


さ行

該当するデータがありません



た行

炭素率/C/N比タンソリツ/シーエヌヒ
土壌や有機物中の炭素(C)と窒素(N)の比率のこと。
炭素率は有機物の腐熟の度合いを示し、未熟のものは高く、十分に分解が進んだものは低くなります。
炭素率が20以上の有機物を施用すると、微生物と植物の間で窒素の取り合いが起こり、植物が窒素飢餓を起こす可能性があるので注意が必要です。
団粒構造ダンリュウコウゾウ
土壌の単一粒子が集まって大きな粒子の集合体になっている構造のこと。
団粒は丸味を帯びており、有機物・石灰の多い表層土に見られます。
団粒の発達した土壌はいわゆるふかふかの土で、孔げきが多く、保水力に優れ、空気の流通もよい、植物の生育にとって好ましいものです。強く圧すると崩れてしまうため、注意を要します。
土壌の三相分布ドジョウのサンソウブンプ
土壌は、固相、液相、気相の三つの相から成り立っており、各相がそれぞれ占める割合のこと。
作物の良好な生長には、土壌粒子の間に、水分と空気がバランス良く分布していることが必要です。有機質を施用した土壌では団粒構造が発達し、気相、液相の割合が増えてきます。また、たい肥やピートモスなども通気性や保水力を高め、良好な三相分布の形成に寄与しています。
土壌微生物ドジョウビセイブツ
土壌中に生息する微生物の総称のこと。
大きく分けて(1)植物系(細菌、放線菌、糸状菌)(2)動物系(原生動物、線虫類)があります。
微生物は、土壌中の有機質肥料などを分解して腐植を作り、また窒素成分をアンモニアあるいは硝酸態にする他、ケイ素、リン、アルミニウム、マグネシウム、カリウム等も植物が吸収できるような形に変えるはたらきをします。
また土に団粒構造を作るのにも重要な役目をしています。


な行

該当するデータがありません



は行

pHピーエッチ
酸度(水素イオン濃度)のこと。
水素の数が多いほど酸性、少ないほどアルカリ性になります。pH7(中性)を境に、数値が小さくなる程強酸性、数値が大きくなる程強アルカリ性といいます。
肥料では、硫酸や硝酸などは酸性を呈し、カルシウムやマグネシウムなどではアルカリ性を呈します。土壌や植物は極端な酸性やアルカリ性を嫌がり、微酸性~中性を好みます。


ま行

無機化ムキカ
有機態の窒素が、微生物などにより無機態に分解されること。
植物は無機態になった窒素を吸収して利用します。無機化には有機態窒素がアンモニアに分解されるアンモニア化成と、アンモニアが亜硝酸を経て硝酸に変化する硝酸化成があります。
アンモニアから亜硝酸への変化には亜硝酸菌(ニトロソモナス)、亜硝酸から硝酸への変化には硝酸菌(ニトロソバクター)が関与しています。


や行

該当するデータがありません



ら行

該当するデータがありません



わ行

該当するデータがありません